記憶に残る思い出
国境を渡る際に一緒になったスーダン人の女性が、私のことを本当に心配しくれたのを覚えている。“エチオピアはキリスト教の国だから本当に気をつけるんだよ”と。
スーダンは南部でキリスト教の勢力と抗争を広げているので、なおさらキリスト教徒に対して警戒心が強いのだろうと思った。
イスラム教の敬虔な信者は、本当に純真で痛々しく見えるほど真面目で、・・だからこそ、それを利用した過激派が自爆テロなどという恐ろしい戦術をあみ出したのだろう。
この人たちに実際に触れたら人間はこんなにも清らかに生きられるのだと、汚れた世界からきた私は痛感させられた。